
最初に作ろうとしたしっぽは関節が7個あるもので、くにゃくにゃ曲がってくれてそれはもう興奮しました・・・!
ウレタンでも肉付けをして、立派なしっぽになるかと思われたのですが
関節を多くしすぎたため、振ってみても根元の動きが先端にまったく伝播しないことが分かりました。
また、反らせたかたちにしていたことも敗因だと思います。
なだらかに下る形にして、自分で揺らすというよりは、
歩く動きによってゆらゆらさせるような見せ方がしたい場合には関節を増やしても良いと思います。
オーダーでは犬のしっぽで、中の人の動きによってぶんぶん振りたかったので、
根元の動きがしっかり伝わるように関節を減らし、おもりを仕込みました。

一番奥が最初に作った7関節
まんなかが2番目の4関節
手前が3番目に作った2関節
これが2番目の4関節しっぽ。
手前から4つ目のパーツの中に、おもりが入っています。
これでかなり動きはよくなったのですが、ファーをかぶせるとやはり動きがよくありませんでした。
三本目ではかなり工夫をして製作して、上に載せた動画のような動きができたので以下にまとめておきます。
■製作過程■

まずしっぽの型紙を作って、パーツを分けます。
関節の数は、目指す動きによって配分すると良いと思います。
型紙でサンペルカという固いウレタンのシート(今回は5mm厚)を2枚ずつ切り出し、ゴムバンドを貼り付けてサンペルカで閉じます。おもりを入れるならこのタイミングで。
なお接着はすべてGボンドを使っています。
同様に型紙でウレタンを切り出し、パーツごとに貼り付けました。

ゴムバンドは
手芸ナカムラがめちゃ安いのでおすすめです

ここまでで、真上から見るとこんなサンドイッチ状態。
そんで二枚目の赤線のように削って関節の稼動域を広げました。
腰に当たる部分がふにゃふにゃだと動きが伝わりにくいと思ったので、
しっぽの根元にはサンペルカを2枚重ねて頑丈な板を作ってくっつけました。
写真がないのであれですが、フェイクファーは、
しっぽを曲げた状態にして伸びている側のかたどりをしました。

また、フェイクファーの裏地(がさがさ)とウレタン表面(がさがさ)の摩擦によって動きが悪くなっていることが分かったので表面につるつるの布を貼りました。
関節の隙間からもぎしぎし音がしていたので、これで解決できました。
こんなかんじで、私は曲がるしっぽを製作しました。
管理での注意点としては、ゴムバンドが伸びてしまうといけないので
保管する際はしっぽは吊り下げず寝かせておくことですね。
曲がるしっぽについてはまだまだ手探りすぎて、改善点すらあまり思いつかない状態です。いっそウレタンだけでながーいしっぽつくったらきれいに曲がるのかなあ?
布を貼れば良い動きになるのかなあ?
うーん・w・
皆さんもれっつとらい&ぜひ情報共有していきましょー!
あとディズニーランド?のニックの着ぐるみいるじゃないですか、
あのしっぽの揺れ具合はんぱないですよね。
絶対に解明して再現したいです。待ってろ・・・w
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